CBDには現在、主に3つの種類があります。
海外のCBD業界は常に進化しておりますのでここにあるのはその一部です。
⑴ フルスペクトラムCBD
大麻草の成分をそのまま絞り出したもので、フルスペクトラムCBDには、大麻草に自然に含まれるすべての化合物が含まれています。
テルペンという香りの成分やフラボノイド、その他のカンナビノイドがそのまま含まれているためアントラージュ効果と呼ばれる相乗効果を発揮してくれます。
大麻草から全てを絞り出しているため、フルスペクトラムの製品には微量のTHCと呼ばれる向精神作用のある成分が含まれている場合があります。
フルスペクトラムの特徴
・大麻草の中の全ての化合物が含まれている
・草の味がする
・THCが含まれている可能性がある
・アントラージュ効果がある
⑵ ブロードスペクトラムCBD
ブロードスペクトラムCBDは、大麻草に含まれる自然な化合物は残しながら、向精神作用のTHCだけを抜いたものを指します。
ブランドによっては、ピュアな単離CBDにテルペンなどの成分を足してブロードスペクトラムと呼ぶこともあります。
ブロードスペクトラムの特徴
・アントラージュ効果あり
・THCなし
・草の香りと味がある場合がある
・THCだけを抜いて他の天然な化合物は残した作り方のものと、ピュアなCBDに他の化合物を混ぜて作ったものとがある
⑶ CBDアイソレイト・クリスタル
単離されたCBDの意味で、CBDの最もピュアな形です。 テルペンやフラボノイド、他のカンナビノイドまで、大麻草に含まれるCBD以外のすべての化合物が除去された形態です。パウダー状になって売られている事が多いです。
アイソレイトの特徴
・CBDの純粋な化合物
・無味無臭
・THCなし
・アントラージュ効果はなし
CBDの抽出方法
大麻草という自然な植物から、成分だけを抽出するにあたって、様々な方法があります。
現在において、一番安全なのはCO2超臨界を使った方法と言われています。
CBDオイルを選ぶ際には、含有量だけでなく大麻草の育ち方から抽出方法にも着目すると良いでしょう。大麻草は土から不純な成分を吸い上げて、土壌を綺麗にできるという素晴らしい性質をもっているだけに、どうやって育って製品になっているかが重要です。
独立した第三者機関によるテスト
CBD業界は現在、アメリカのFDAによっても規制の整備を待っている状態です。そのため、製造会社自らのラボテストは当然のこと、独立した第三者機関によりテストされたCBD製品であると証明があるものを選ぶと安心です。
不安な場合にはぜひその会社に問い合わせてみましょう。誠実な会社であれば、分析証明書を提供してくれるはずです。
*CBDについて良く知っていくと、身体への影響の仕方からTHCが少し入ったフルスペクトラムCBDが推奨されることが研究からも分かっていますが、現時点での日本の法律の捉え方の観点からは非常に残念ながら自信を持ってはおすすめできません。現状ではTHCが微量に入った製品も流通していますが、輸入自体は非常に厳しくなっており、日本の法律では「成熟した茎と種」から抽出されたCBD以外は大麻取締法により違法扱いです。(本当は部位での法律なので、THCという成分が規制されているわけではないのですが、現実的にはTHCが規制対象になっているようです)
*2005年、科学者はフルスペクトラムCBDオイルがCBDのみ分離されたピュアCBDよりも、痛みとストレス緩和の利点が高いと述べています。
(Full-spectrum vs. Broad Spectrum vs. CBD isolate; The Difference Explained, 2017. Cadena, Aaron)
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